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丸井グループ/売上高約7.7%減、営業利益61%減

2009年11月13日 / 決算

丸井グループが11月13日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は2020億1200万円(前年同期比7.7%減)、営業利益15億4800万円(61.3%減)、経常利益16億5100万円(50.5%減)、当期利益5億4800万円(62.0%減)となった。

第2四半期の小売事業は、5月と9月に実施したエポスカードの会員優待セールで、丸井の利用が減少していた顧客の売上が増加するなど利用客数が拡大し、各回とも期間中の既存店の売上高は1.3倍、買上客数は1.4倍と伸長した。4月には、新宿地区の中心となる新宿マルイ本館を開店。順調なスタートを切った。

9月には、男性のライフスタイル専門館として新宿マルイアネックスを改装しオープンした。これで新宿地区は、これまでのノウハウを活かした集大成として、各館の特色を明確化し、幅広い顧客に支持される店づくりを実現した。

品揃えでは、プライベートブランドを中心にエントリープライスを拡充し、集客力の高いショップの導入など、客層の拡大と売場の回遊性を高めるための改装を実施した。また一方で、丸井店舗外で展開している専門店や自社ブランドを一部撤退し、SPA・専門店事業の選択と集中にも着手した。

通信販売は、売上高が13%増と2桁の伸長となり、ウェブ通販では店舗とウェブ通販の在庫を一元管理する商品を拡充することで、販売効率の向上を図った。

さらに、ウェブで購入した商品の試着や受取り・返品などができる店舗とウェブが融合したサービスも好評で、店舗とウェブ通販の併用客数は1.8倍と拡大。ウェブ通販の売上高は約40%増と好調に推移した。通信販売の売上高は、店舗との比較で5番店相当に拡大した。

通期は、導入階の雑貨売場に人員を傾斜的に配置するほか、新宿マルイ本館での成果を踏まえ、店舗とウェブの融合サービスの拠点「ウェブチャネルパーク」の多店舗化や売場に通販専用のPCを設置し店舗とウェブの一体化を進めるなどで売上高4240億円(5.2%減)、営業利益100億円(9.4%増)、経常利益80億円(6.3%増)、当期利益40億円を見込んでいる。

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