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丸井グループ/売上高5.4%減、営業利益81%減

2009年08月04日 / 決算

丸井グループが8月4日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は994億2500万円(前年同期比5.4%減)、営業利益3億3300万円(81.0%減)、経常利益5億6800万円(60.2%減)、当期利益3億2800万円(64.5%減)となった。

小売事業では、顧客ニーズに基づく商売を継続・強化し、客数と客層の拡大による売上回復に努めた。5月に実施したエポスカードの会員優待セールでは、丸井の利用が減少していた来店客の購入が増加するなど回を追うごとに利用客数が拡大。5月期の売上高は8か月ぶりに前年実績を上回った。

第1四半期の3か月間では入店客数も増加に転じ、買上客数は約7%増と前期に引き続き増加したが、買上単価の低下で既存店売上高は減少した。

4月には新宿地区再編の核となる新宿マルイ本館を開店。新宿マルイ本館は、有楽町マルイを進化させ、顧客のニーズに最大限に応える店づくりを実施し、幅広い年代の客層が来店、好調なスタートを切った。

ウェブ通販では、店舗とウェブ通販を併用する顧客を拡大することで、得意先づくりを推進し、店舗とウェブ通販の在庫を一元管理する対象商品を拡充。販売効率の向上に努めた。これにより、ウェブ通販の売上高は約40%増と好調に推移した。

カード事業では、エポスカード初の紹介キャンペーンを実施し3か月間の新規カード会員数が15万人増加した。これで6月末時点のカード会員数は約450万人となり、会員数の増加に伴い加盟店でのショッピングクレジット取扱高は前期比1.4倍と好調に推移した。

割賦手数料収入につながるショッピングリボ・分割の残高も650億円超となるなど順調に拡大したため、カード事業売上高は4%増と3年ぶりに増加、通期でも増収の見込みという。

通期は売上高4340億円(3.0%減)、営業利益100億円(9.4%増)、経常利益80億円(6.3%増)、当期利益40億円を見込んでいる。

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