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丸栄/損失から一転、当期利益2.6億円に

2008年10月16日 / 決算

丸栄が10月15日に発表した2008年8月期中間決算によると、売上高は241億5400万円(前期比2.2%減)、経常利益は3億700万円(5.5%増)、当期利益は前年同期の7億7000万円の損失から一転して2億6400万円の利益となった。

特別利益として役員退職慰労引当金戻入額など6700万円を計上する一方、特別損失として固定資産廃却損など1億1900万円を計上した結果、中間純利益は前年同期と比べて10億3400万円の増加となった。

百貨店業では、食料品と婦人服フロアを中心としたリニューアルを実施し、特に婦人ヤング・キャリア衣料については、スクラップ&ビルドによるブランドの再編成を行うなど、積極的な売場の再構築に取り組んだ。

豊橋丸栄では、婦人雑貨と婦人ミセス衣料のフロアをリニューアルし、特に「コーチ」を導入することで豊橋地区での存在感のアップと地域他店との差別化を図り、新規顧客の獲得と相乗効果による店全体の売上の向上を目指した。

しかし、グループ百貨店業の売上高は216億3900万円(1.7%減)、営業利益は1200万円(前年同期比22.2%)と厳しい結果になった。

運送業では、売上高は6億2600万円(2.2%増)となったが、同業他社との激しい競合による利益率の低下や燃料費の高騰などで、営業利益は1500万円(33.0%減)。

通期の見通しでは、売上高は508億円、経常利益は6億6000万円、当期純利益は5億円。

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