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九九プラス/売上高8.8%増の1017億円、当期損失6億1800万円

2009年02月09日 / 決算

九九プラスが2月9日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は1017億4300万円(前年同期比8.8%増)、営業損失1億1300万円(前期は7億8200万円の営業利益)、経常損失8800万円(6億5300万円の経常利益)、当期損失6億1800万円(3億900万円の当期利益)の赤字決算となった。

同期は既存店売上高が7月以降6か月連続で前年を上回り、同期は2.0%増、10-12月では3.9%増と好調に推移。前期はは小麦粉など原材料価格の高騰の影響で仕入原価上昇の吸収が遅れたが、積極的に推進してきたローソングループとの共同仕入や物流合理化による仕入原価削減の効果が徐々に顕在化し、接客力の向上などに努め、商品の発注精度を向上させることでロスを軽減。粗利益の増加に努めた。同期は粗利益率が前期に比べ約0.2%改善し、同期は約0.1%の改善された。

経費面では4月に設置した業務改革委員会で協議された本部・店舗レベルでの経費管理の徹底などから、販売費・一般管理費は計画内に抑えられた。新規出店は、新店の質の追求と既存店の活性化を優先すべく出店を抑制し、33店を閉店した。期末店舗数は直営の出店41店・閉店28店、フランチャイズの閉店7店で12月末で843店(直営734店、フランチャイズ109店)となった。

「SHOP99」の「ローソンストア100」への転換(新規出店・既存店の改装)は、12月末で372店の新型ローソンストア100をオープンさせ、2010年3月期の第2四半期にもほぼ全店を転換する計画

。物流コスト削減では、前年度に続き関東、関西エリアを中心に商品カテゴリーによって点在していた物流センターを常温センターと低温センターに集約化。6月1日に西関東低温センター(埼玉県川越市)、9月1日に関西低温センター(大阪府大阪市)、10月1日に東北低温センター(宮城県仙台市)、11月16日に関東・関西で新常温センター2か所を立て続けに稼働させた。また、温度帯ごとの商品共同配送による輸送車両の削減などで、物流コストを年換算約3億円削減できると期待する。中京エリアにも新常温センターなどを設置する。

通期の業績予測は売上高1332億円(8.3%増)、営業利益5000万円(87.5%減)、経常利益4000万円(88.8%減)、当期損失6億円と減益が継続する見通し。

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