流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





九九プラス/売上高14%増、営業利益5億8900万円

2009年08月11日 / 決算

九九プラスが8月11日に発表した2010年2月期第1四半期決算によると、売上高は375億600万円(前年同期比13.9%増)、営業利益5億8900万円(前期は2億2400万円の営業損失)、経常利益5億9300万円(2億400万円の経常損失)、当期利益12億5700万円(2億2600万円の当期損失)となった。

第1四半期は経営の重点政策として、ローソンの協力を得て商品施策と構造改革(物流・商流の見直し)と出店、フランチャイズチェーン展開の加速化による売上高と利益率の向上を目指した。

商品施策では、PB商品「バリューライン」の開発を加速化させ、大手メーカーとの取組を柱に新機軸商品などの開発や新パッケージの投入を進行中。また、「200円弁当シリーズ」など米飯商品の強化や総菜メニューの拡大、青果の商品力強化として産地直送体制の推進やオリジナル商品、週替わり商品の開発を進めている。こ

れらの施策では、魅力的な商品の提供で売上高アップに繋げ、ローソンとの共同開発・共同仕入や収益性の高い中食カテゴリーの拡充などで利益率の向上を目ざす。

構造改革では、店舗への納品回数の削減や直送体制の活用で物流コストの削減を図り、前期に新設した「西関東DDC」など在庫型物流センターの活用で店舗在庫の削減や機会ロスの防止に努めた。

既存店の売上高アップと利益率の改善に効果がある「SHOP99」の「ローソンストア100」への転換(既存店の改装)を前期に続き実施中。第1四半期では112店の「SHOP99」を「ローソンストア100」へ転換し、6月末現在で新店を含めた「ローソンストア100」は617店に達した。

出店面では、首都圏、関西圏、中京圏の3大商圏を中心に直営17店を出店し、吸収合併したバリューローソンの70店が加わったことが首都圏でのシェア獲得に寄与。

契約満了にともないフランチャイズ1店を閉店し、6月末現在の総店舗数(「SHOP99」と「ローソンストア100」の合計)は前期3月末に比べ86店増加し、942店(直営827店、フランチャイズ115店)。なお、新フランチャイズパッケージによるフランチャイズ店は7月以降、直営店からフランチャイズ店への転換を中心に、今期は80店以上の開発を進める。

通期は売上高1438億円、営業利益14億4000万円、経常利益14億4000万円、当期利益13億円を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧