流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





加藤産業/売上1.9%増、営業利益45.9%増

2009年11月13日 / 決算

加藤産業が11月13日に発表した2009年9月期業績によると、売上高6539億2400万円(前年同期比1.9%増)、営業利益70億3900万円(45.9%増)、経常利益78億7800万円(38.2%増)、42億700万円(50.9%増)となった。

不採算取引の見直しなどの徹底した利益管理や諸経費の抑制を推進し、低温流通事業のケイ低温フーズをはじめ連結子会社の業績もおおむね堅調に推移したことなどにより増益を確保した。当期利益は、前期に5億8500万円の特別損失を計上したこともあり、前期比50.9%増となった。

セグメント別にみると、商品別では、価格改定効果と内食関連商材の需要喚起により、「調味料」、「嗜好品」、「乾物・穀類」が前期に比べそれぞれ71億9200万円(7.0%増)、47億2100万円(6.3%増)、43億4200万円(11.0%増)の増加となった。「飲料」と「酒類」は、低価格化の進行、夏場の天候不順等の影響を受けたほか、前期が猛暑などにより販売が好調だったこともあり、前期に比べそれぞれ38億100万円(3.1%減)、9億1300万円(1.6%減)の減少となった。

業態別では、大手得意先との取り組み強化により、「地域大手スーパー」や「大手スーパー」に対する売上が前期に比べそれぞれ105億8600万円(4.2%増)、64億6600万円(4.0%増)の増加となったが、価格競争の影響や流通構造の変化などにより「卸問屋」や「単独スーパー・小売店」との取引は引き続き縮小し、前期に比べそれぞれ22億9200万円(4.5%減)、10億3400万円(1.6%減)の減少となった。

来期の業績は売上高6600億円、営業利益74億6000万円、経常利益81億4000万円、当期利益45億円となる見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧