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山陽百貨店/2月期売上高は226億円と12%減

2009年04月21日 / 決算

山陽百貨店が4月21日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は226億2200万円(前年同期比12.5%減)、営業利益2億3000万円(8.1%減)、経常利益1億4800万円(0.3%減)、当期利益1億円(前期は3億6700万円の当期損失)の減収減益となった。

事業別の概況は、前年度末に百貨店業に経営資源を集中するため、連結子会社3社を譲渡。自社と連結子会社2社(山陽友の会、山陽デリバリーサービス)の体制で「日本一生き生きとした百貨店」をビジョンとして掲げた新中期経営計画をスタートさせた。この新中期経営計画に掲げる「日本一生き生きとした百貨店」の実現に向け、収益力とサービス力の改善に努め、経営コストを抜本的に見直した。

営業面での取組では、昨春姫路城周辺で開催された「姫路菓子博2008」に出店したほか、食料品と生活関連雑貨を中心にマーチャンダイジングを見直した。この一環として、地階洋菓子のコーナーにオープンした「ケーニヒス クローネ」は来店客の支持を集めた。

Sマートの青果コーナーには「九州屋」を導入し品揃えを充実。5階の生活雑貨・呉服宝飾美術フロアでは、今年1月から全面的に改装、環境面での改善を図り買い回りしやすい商品群の配置見直しを行った。

さらに利便性向上と人的面での効率化を図るため商品券売場、ギフト承りコーナーと外商お得意さまサロンなどのサービス機能を「お客さまサロン」として集約した。百貨店の業績は売上高は4.7%減となりましたが、諸経費の削減に努め営業利益は3.6%増、経常利益は21.1%増となり、当期純利益も前期の損失から1億600万円を確保した。

来期は新設した商品開発セクションによる利益率の高い商品開発などを実施するが、売上高214億9300万円(5.0%減)、営業利益1億5100万円(34.3%減)、経常利益5400万円(63.1%減)、当期利益3700万円(63.1%減)の見通し。

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