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イオンモール/3-11月は既存SCの改装効果で増収増益

2010年12月21日 / 決算

イオンモールが12月21日に発表した2011年2月期第3四半期決算によると、売上高は1065億6600万円(前年同期比4.5%増)、営業利益279億7000万円(10.4%増)、経常利益269億4900万円(9.4%増)、当期利益157億2300万円(6.6%増)となった。
3月にイオンモール新瑞橋(愛知県)、イオンモール大和郡山(奈良県)を開設。6月に清水建設からプロパティ・マネジメント(PM)物件として受託したイオンモールKYOTO(京都府)を開設した。
既存SCでは、4月にイオンモール太田(群馬県)で、昨年12月に退店したホームセンター跡区画にモールを延長して専門店ゾーンに刷新するリニューアルを実施。9月に開設して32年が経過するイオンモール寝屋川グリーンシティ(大阪府)を全面的な活性化により、都市型SCとしてリニューアルした。
専門店との契約満了を迎える5つのSC、イオンモール橿原アルル(奈良県)、イオンモール広島府中ソレイユ(広島県)、イオンモール京都ハナ(京都府)、イオンモール福岡ルクル(福岡県)、イオンモール浜松志都呂(静岡県は、新規専門店の導入や既存専門店の業態変更・移動などにより、SC全体を刷新する大規模なリニューアルを実施した。
イオンモール草津(滋賀県)、イオンモール東浦(愛知県)でも新たなサービス施設を拡充した。
9つのSCの活性化に加え、3月、6月、10月に実施した、グループの運営するSCに出店しているテナント約2万3000店舗での一斉セールも奏功し、既存49SCの専門店売上は5.3%増、来店客数は4.0%増、来車台数は4.7%増と前期を上回って推移した。
既に出店が決まっている区画を除いた空床率(面積ベース)は、前期末の0.7%から目標とする0.5%に改善した。
中国事業は、2008年11月にオープンしたイオン北京国際商城ショッピングセンター(北京市)に続く中国2号店として、9月21日にイオンモール天津TEDA(天津市)を開設した。
通期は売上高1470億円(5.8%増)、営業利益400億円(7.5%増)、経常利益380億円(5.0%増)、当期利益220億円(0.9%増)を見込む。

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