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イオンモール/2月期の既存SC売上好調で増収増益

2011年04月05日 / 決算

イオンモールが4月5日に発表した2011年2月期決算によると、売上高は1451億1700万円(前年同期比4.4%増)、営業利益396億5100万円(6.6%増)、経常利益382億2400万円(5.6%増)、当期利益223億7900万円(2.6%増)となった。
3月にイオンモール新瑞橋(愛知)、イオンモール大和郡山(奈良)を開設した。6月には清水建設からプロパティ・マネジメント(PM)物件として受託したイオンモールKYOTO(京都)を開設した。 
既存の12SCのリニューアルを実施。4月にイオンモール太田(群馬)において、準核店舗区画にモールを延長して専門店ゾーンに刷新し、9月には、開設して32年が経過するイオンモール寝屋川グリーンシティ(大阪)を都市型SCとして全面的にリニューアルし、11月にはイオンモール新居浜(愛媛)において増床を実施した。
イオンモール草津(滋賀)、イオンモール東浦(愛知)では、第1四半期に新たなサービス施設を拡充し、リニューアルを実施した。
既存SCのリニューアルに加え、3月、6月、9月、12月に実施したグループのSCに出店しているテナント約2万3000店での一斉セールが奏功した結果、既存49SCの専門店売上は4.7%増、来店客数は2.8%増、来車台数は3.9%増と前期を上回って推移した。
既に出店が決まっている区画を除いた空床率(面積ベース)は、前年度末0.7%から0.4%に改善した。 
中国事業は、2008年11月にオープンしたイオン北京国際商城SC(北京市)に続く中国2号店として、9月21日にイオンモール天津TEDA(天津市)を開設した。 
事業規模拡大の一方、既存SCを中心としたコスト構造改革をさらに推し進めたことにより、営業原価は954億2500万円(4.1%増)、販売費・一般管理費は100億3900万円(0.1%増)となった結果、営業利益は増益となった。
来期は売上高1520億円(4.7%増)、営業利益415~430億円(4.7~8.4%増)、経常利益400~415億円(4.6~8.6%増)、当期利益215~224億円(3.9%減~0.1%増)を見込む。

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