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イオンリテール/2月期は粗利改善、販管費削減で営業利益2.4倍の328億円

2011年04月14日 / 決算

イオンが4月14日に発表した2011年2月期決算補足資料によると、イオンリテールの売上高は1兆5649億円(前年同期比7%減)、営業利益328億円(145%増)、経常利益308億円(153%増)、当期利益61億円(7%減)となった。
既存店売上高は0.1%増、客数1.5%増、客単価1.5%減。1㎡当たり売上高49万円、従業員1人当たり売上高2358万3000円。部門別売上高は衣料品2918億円(既存店前年比1.0%減)、食品8704億円(0.2%増)、住居余暇3437億円(1.2%増)、その他338億円(-)だった。
前期に引き続きGMS改革の一環として取り組んできた商品・売場改革やコスト構造改革を着実に業績向上につなげた。商品・売場改革においては、顧客ニーズの変化に対応し、SPAモデルを導入した「トップバリュコレクション」や、サイクル、リカー等で専門性を追求した売場の構築を行ったことで、厳しい消費環境下でも年間の既存店売上高は前期並みとなった。
在庫コントロールや、グループのスケールメリットを活かした共同調達の拡大によるNB(ナショナルブランド)商品の原価低減、サプライチェーンの効率化による「トップバリュ」の利益率向上等により、直営荒利益率は前期と比較して0.4ポイント改善し27.2%となった。トップバリュの売上構成比は13.6%(0.3%増)となった。
既存店販管費については、人件費、設備費を中心に計画を上回って削減を進め、3.7%減となり、これらの取り組みの結果、営業利益は大幅な増益となった。
小型スーパー「まいばすけっと」は、首都圏における出店エリアの拡大や人員体制の見直しをはかりながら、60店舗を出店し、期末店舗数は 173店となった。近隣の顧客のニーズにきめ細かく対応し、既存店売上高が前期を上回って伸長した。
GMS4カンパニー別売上高構成比は、東北10.1%、関東34.3%、中部26.0%、西日本29.7%。部門別のロス率は、衣料21.7%(1.2%減)、食品5.3%(0.0%)、住居余暇11.2%(1.0%増)、合計9.6%(0.1%増)となった。

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