日本ケンタッキー/3月期はKFC事業好調もピザハットは営業損失
2011年04月28日 / 決算
日本ケンタッキー・フライド・チキンが4月28日に発表した2011年3月期決算は、売上高888億2300万円、営業利益35億3100万円、経常利益37億800万円、当期利益18億9100万円となった。決算期変更のため、前年同期比の記載はない。
KFC事業の売上高は725億2100万円、営業利益74億9300万円。
KFCチェーンの直営店売上高は361億9600万円、フランチャイズ(FC)店は807億4700万円、合計1169億4300万円。期末店舗数は直営店334店、FC店816店、合計1150店となった。既存店平均月次売上高の通期平均は、直営店957万2000円(4.2%増)、FC店849万8000円(6.5%増)、全店880万8000円(5.8%増)だった。
2010年7月に「チキンの新しい体験」を提案するため、KFCで世界初となる「次世代店舗」として渋谷公園通り店(東京都渋谷区)をリニューアルオープンした。
「Tasty&Healthy」をメニュー開発テーマに、伝統の「オリジナルチキン」に加え、スチームコンベクションオーブンで調理した「オーブンローストチキン」、こだわりパンやフレッシュな野菜を使った「ブレイザー」をはじめとするサンドメニュー、野菜をたっぷり使用したサラダメニューやドリンク類など多彩なオリジナルメニューを開発、導入し、且つ次世代をコンセプトとした内外装を取り入れた。
ピザハット事業の売上高は158億5000万円、営業損失3300万円となった。
ピザハットチェーンの直営店売上高は113億4200万円、FC店118億3000万円、合計231億7200万円。期末店舗数は直営店162店、FC店197店、合計359店となった。既存店平均月次売上高の通期平均は、直営店581万3000円(5.4%減)、FC店523万8000円(7.2%減)、全店553万5000円(6.2%減)だった。
店舗管理システム面では、前連結会計年度に全店導入を完了した新店舗システム「Hut’s2009」を駆使し、店舗運営能力の向上によるコスト構造の改善に着手した。
来期は売上高900億円(1.3%増)、営業利益26億円(26.4%減)、経常利益27億円(27.2%減)、当期利益14億円(26.0%減)の見通し。
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