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大塚家具/1~3月は震災等で当期損失11億円

2011年05月06日 / 決算

大塚家具が5月6日に発表した2011年12月期第1四半期決算によると、売上高123億2900万円(前年同期比12.0%減)、営業損失3億5800万円(前期は8100万円の営業損失)、経常損失3億300万円(3400万円の経常損失)、当期損失11億1400万円(1500万円の当期損失)となった。
一昨年から取り組んできた新しい営業・マーケティング戦略の浸透とインターネットの活用の強化などに注力した。店舗では、2月に立川ショールームをオープンするとともに、主要店舗のリニューアルを継続した。
1月の大阪南港ショールームのリニューアルでは、体験型のインテリア選びができる新設の「IDCインテリアスタイリングスタジオ」が好評で、来客数、受注ともに大幅に増加した。
受注のハイシーズンである2月から3月にかけては、同様のリニューアルを有明本社ショールームでも行い、3月上旬までの店舗売上はほぼ想定通りの水準で推移した。
しかし、3月11日の東北地方太平洋沖地震により、年間でも受注の最盛期にあたる3月の中旬に、仙台および関東地区のショールームの多くが臨時休業となった。
地震により、設備・備品及び商品の一部に破損等が生じたものの人的被害はなく、3月18日までには関東地区の全9店舗で営業を再開し、受注も徐々に回復したが、仙台ショールームは3月中には営業再開できず、関東以北の店舗の3月の売上は計画を下回った。
通期は、売上高559億800万円(1.8%減)、営業利益8億5500万円(-)、経常利益10億2000万円(-)、当期利益4000万円(-)の見通し。

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