伊藤忠食品/3月期は6か月変則決算で売上高2866億円
2011年05月12日 / 決算
伊藤忠食品が5月12日に発表した2011年3月期決算によると、売上高は2866億円、営業利益35億1000万円、経常利益39億4200万円、当期利益1500万円となった。決算期変更により、前年同期比の記載はない。
中核事業であるスーパー、コンビニエンスストアなど組織小売業との取引深耕に注力し、新規成長分野での卸機能の開拓、業務オペレーションの標準化・効率化による生産性の向上やコストマネジメントの推進による収益の確保と拡大のできる経営体質の確立に取組んだ。
震災後は「食」のライフラインを担う責務として、被災地への支援物資の供給、取引先への商品供給の継続や代替品の調達、物流体制の復旧に全社で取組んだ。
大手組織小売業との取引拡大があったものの、一部取引先の仕入政策の変更や酒類の売上高減少などで減収となった。売上総利益の増加と、売上高減少に伴う物流関連費用の減少やコストマネジメントの推進による物流関連コストの改善が図れたことなどから、販売費・一般管理費が減少し増益となった。
来期は売上高5955億円、営業利益64億円、経常利益72億円、当期利益43億円の見通し。
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