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大木/3月期は生産性向上で営業利益70.8%増

2011年05月16日 / 決算

大木が5月13日に発表した2011年3月期決算によると、売上高1511億4100万円(前年同月比6.1%増)、営業利益11億500万円(70.8%増)、経常利益16億5200万円(57.2%増)、当期利益9億4500万円(前期は1億4400万円の当期損失)となった。
主力商品の大衆薬は、昨年度後半以来の荷動きの鈍化が続いた。2010年度は昨年度のインフルエンザ特需がなく、苦戦をした。しかし、当高齢化の進展とともに美と健康に関するニーズを対象に、スキンケア群、健康維持摂取品群という大カテゴリーに継続して注力した。
広域化する有力ドラッグストアとの取引関係を引き続き強化し、同時に、異業態との取引の開拓・深化にも積極的に取り組み、増収となった。
プライベートブランド商品の開発と供給、非価格競争のできる商流力アップに努め、大衆薬卸業界におけるシェアを向上させた。
収益面では医薬品メーカーからの取引条件の見直し要請に加え、ドラッグストア業界の価格競争の激化を要因とする値下げ要求が一層厳しさを増し、かつセンターフィーも引き続き高い傾向が続いたが、物流関係を中心とする生産性の向上、また、経費削減に継続して注力した。
来期は、売上高1548億8400万円(2.5%増)、営業利益5億9400万円(46.2%減)、経常利益10億9900万円(33.5%減)、当期利益6億6500万円(29.6%減)の見通し。

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