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パルコ/3~11月は売上高3.2%減、営業利益5.6%減

2012年01月10日 / 決算

パルコが1月10日に発表した2012年2月期第3四半期決算によると、売上高1879億9200万円(前年同期比3.2%減)、営業利益61億5600万円(5.6%減)、経常利益59億9700万円(1.9%減)、当期利益29億200万円(4.6%減)となった。
ショッピングセンター事業の売上高は1705億8300万円、営業利益は56億6900万円となった。3月は震災や計画停電により仙台パルコや関東圏10店の営業体制に影響が出たことで売上高が減少したが、4月以降は全店で積極的に営業企画や販売促進企画を展開し、改装を進めたことで、売上高は回復基調に転じた。
特に、震災後いち早く営業を再開し開業以来初となる大改装を行った仙台パルコと、前年からの大型改装が完成した浦和パルコは、売上高を大きく伸ばした。
営業企画では、ゴールデンウィーク期間や11月のセール企画「PARTY&SALE」に合わせて実施したPARCOカード会員向けの割引企画や、9月から11月にかけて各店で開催したプロ野球関連セール等が奏功して売上高が伸長し、全体を底支えした。
販売促進企画では、都心型店舗を中心に、若い世代からも絶大な支持を得ている岡本太郎の世界を新しい切り口で紹介する「岡本太郎生誕100年企画展顔は宇宙だ。」等の大型集客企画の巡回展を行い、集客に貢献すると共に、地元マスコミのパブリシティ獲得による商圏でのパルコのアピールにつなげた。
改装では、引き続き新たな客層の獲得と客数拡大(来店頻度、買い回り向上)をテーマに、都心型店舗では旬のファッションブランド導入や池袋パルコの12年ぶりとなるレストランフロアの大改装等を実施し、浦和パルコをはじめとするコミュニティ型店舗では大型専門店等の導入改装を実施した。
通期は、売上高2636億円(0.5%減)、営業利益90億円(2.4%減)、経常利益87億5000万円(0.0%)、当期利益43億円(2.3%減)の見通し。

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