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高島屋/3~11月は売上高2.3%増、営業利益16.1%増

2012年12月27日 / 決算

高島屋が12月27日に発表した2013年2月期第3四半期決算は、売上高6291億8000万円(前年同期比2.3%増)、営業利益143億7500万円(16.1%増)、経常利益171億8500万円(16.3%増)、当期利益91億500万円(33.2%増)となった。

百貨店業の売上高は5555億6600万円(1.7%増)、営業利益は47億9900万円(0.7%減)となった。競合店舗の大型改装や新業態の商業施設開業等により競合状況はより激しさを増してきたものの、昨年の震災影響による反動等により増収となった。

大型店を中心に、百貨店ならではの上質な定番商品の拡充に加え、ライフスタイルに対応した自主編集売場の展開、自主企画商品や時代性を捉えたブランド・アイテムの開発等、オリジナル商品の売上増大による利益率の改善に向けた取り組みを推進した。

収益基盤の核となる大型店では、大阪店がリニューアル効果の継続により増収を果たした。10月に一部改装を終えた横浜店では、紳士服・紳士雑貨・スポーツ用品で質感や感度アップを図ったゾーン編集を構築したほか、「美と健康」をテーマにした自主編集売場「健康の庭」をオープンした。

大型店による特徴売場・商品の展開と地域に密着した営業施策が牽引し、売上高は増収となった。一方、法人需要の大幅回復に伴う利益率低下に加え、増収に向けた販促策強化などによる販管費増もあり、利益面では減益となった。

通期は、売上高8745億円、営業利益250億円、経常利益275億円、当期利益135億円の見通し。

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