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クロスプラス/1月期は売上高6.4%減、営業損失26億1700万円

2015年03月20日 / 決算

クロスプラスが3月20日に発表した2015年1月期決算は、売上高734億3400万円(前年同期比6.4%減)、営業損失26億1700万円(前期は36億7100万円の営業損失)、経常損失24億8000万円(34億9900万円の経常損失)、当期損失50億3200万円(28億1200万円の当期損失)となった。

製造卸売グループでは、採算性を重視した販売を努める一方で下期以降、売上回復を見込んでいたが、増税の影響が想定以上に大きく、冬物販売が苦戦した。

冬物販売の厳しさから春物販売への切替が遅れたことが響き売上高は625億8500万円(7.2%減)と減少した。

一方、収益改善のための取り組みとして、大手得意先向けへの売場提案型トータル企画のPB(プライベートブランド)やライセンスブランドの活用など付加価値を高める販売手法による販売単価の引上げにより売上総利益率の回復を図った。

生産面では、長期の計画生産の取り組みやアセアン生産と中国生産との最適化等に努めた。しかし、売上減少による粗利益の減少や冬物在庫の値下販売により利益改善が進まなかった。

SPAグループでは、不採算店舗の撤退による収益改善を進めた。ミセスSPA事業は退店により店舗売上は減少したが、卸売販売の強化により増収となった。

しかし、ヤングSPA事業のヴェント・インターナショナルにおいて直営店の売上が伸び悩み減収となった結果、SPAグループの売上高は、109億5000万円(3.7%減)となった。

来期は、売上高730億円、営業損失5億円、経常損失4億円、当期利益0円の見通し。

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