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セブン&アイ/2月期の売上高7.2%増の6兆389億円、当期利益1.5%減

2015年04月02日 / 決算

セブン&アイ・ホールディングスが4月2日に発表した2015年2月期の業績は、売上高6兆389億4800万円(前年同期比7.2%増)、営業利益3433億3100万円(1.1%増)、経常利益3414億8400万円(0.7%増)、当期利益1729億7900万円(1.5%減)となった。

セブン-イレブン・ジャパンと7-Elevenにおける加盟店売上を含めたグループ売上は、10兆2356億6400万円(6.6%増)。

売上高は、主にコンビニエンスストア事業の増収と通信販売事業の新規連結により増収となり、営業利益は、主にコンビニエンスストア事業と金融関連事業を中心に増益となり、それぞれ過去最高の数値を更新した。

しかし、当期利益は、特別損失361億2400万円(15.8%増)の増加などにより1.5%減となった。

セグメント別では、コンビニエンスストア事業における売上高が2兆7277億8000万円(7.8%増)、営業利益は2767億4500万円(7.5%増)と好調だった。

国内は、出店が過去最高となる1602店舗で、店舗数は1万7491店舗(前期比較1172店舗増)となった。

セブンプレミアム、セブンゴールドなどの品揃え強化、セブンカフェの品質向上などの結果、既存店売
上伸び率は2012年8月以来31か月連続で前年を上回って推移した。

直営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は4兆82億6100万円(6.0%増)。

北米の7-Elevenは、2014年12月末で8297店舗(5店舗増)を展開し、直営店と加盟店の売上を合計したチェーン全店売上は、2兆8,344億6400万円(7.3%増)。

中国は、2014年12月末で北京市に175店舗、天津市に60店舗、四川省成都市に66店舗を運営している。

スーパーストア事業の売上高は、2兆121億7600万円(0.1%増)、営業利益193億4000万円(34.8%減)で、イトーヨーカ堂は181店舗(2店舗増)を運営している。

国内の食品スーパーは、ヨークベニマルが南東北と北関東地方を中心に200店舗(7店舗増)、ヨークマートが首都圏に76店舗(2店舗増)。

百貨店事業の売上高は8750億2700万円(0.4%増)、営業利益は70億5900万円(7.1%増)。

フードサービス事業の売上高は809億8000万円(3.1%増)、人件費等の経費の増加により営業利益は4400万円(92.7%減)と大幅な減益となった。

金融関連事業は、売上高1782億2100万円(12.2%増)、営業利益471億8200万円(5.1%増)。

セブン銀行におけるATM設置台数はセブン-イレブンの積極的な出店に加え、空港や駅構内、商業施設等へのATM設置の拡大により前期末比1545台増の2万939台。

通信販売事業の売上高は1858億200万円、売上の苦戦と販売管理費の増加により75億2100万円の営業
損失。

その他の事業は、売上高が538億9700万円(6.7%増)、営業利益はセブン&アイ・ネットメディアにおいて前年度に発生したネット事業の強化に伴う先行費用が減少したことなどにより36億6900万円(69.4%増)だった。

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