流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





アダストリアHD/2月通期、増収増益

2015年04月06日 / 決算

アダストリアホールディングスが4月6日に発表した2015年2月期の業績は、売上高1845億8800万円(前年同期比20.4%増)、営業利益59億8100万円(3.8%増)、経常利益64億5200万円(7.0%増)、当期利益5億300万円(前年同期は47億3100万円の当期損失)と増収増益となった。

売上高は、トリニティアーツの連結子会社化の影響により前年度比20.4%増で、ブランド別では、「グローバルワーク」、「ニコアンド」、「スタディオクリップ」が好調に推移した。

店舗展開は、積極的に出退店を行い、224店舗の出店等(内、海外44店舗)、81店舗の退店(内、海外19店舗)の結果、グループの店舗数は1356店舗(内、海外106店舗)となった。

収益面は、アウトレット機能の見直しとブランドの休止に伴う在庫処分の損失などがあったが、売価コントロールの精度向上により値下げ販売が減少した結果、売上総利益率は55.5%(前年度比0.1ポイント増)と前年水準を維持した。

TVCMなどの積極的な広告宣伝の展開などにより、販管費率は52.3%(前年度比0.7ポイント増)となった結果、営業利益率は3.2%(前年度比0.6ポイント減)となった。

特別損益は、店舗資産などの減損損失9億8800万円、のれんの減損損失5億4300万円、保有資産の売却損3億5200万円などを特別損失に計上した。

来期は、グローバルワーク、ニコアンドといった基幹ブランドを世界のメジャーブランド目指して育成に加え、それぞれのブランドポジションを明確化し、ブランド特性にあったメリハリのある投資戦略を実行する。

店頭情報を起点とした企画・生産・販売の一貫したバリューチェーンを整備して、小売型SPA体制を構築する。

業績の見通しは、売上高1898億円(2.8%増)、営業利益70億円(17.0%増)、経常利益70億円(8.5%増)、当期利益24億円(4.7倍)を予想している。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧