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ケーズHD/3月期の売上高9.1%減、営業利益21.6%減

2015年05月07日 / 決算

ケーズホールディングスが5月7日に発表した2015年3月期決算は、売上高6371億9400万円(前年同期比9.1%減)、営業利益185億3900万円(21.6%減)、経常利益258億4900万円(17.9%減)、当期利益150億3000万円(14.1%減)となった。

売上高は前期末の消費税増税を前にした駆け込み需要の反動減や消費マインドの低下に加え、天候不順等が影響し冷蔵庫やエアコン等が前年同期を下回った。

また、2014年4月のウィンドウズXPのサポート終了を前にしたパソコンの駆け込み需要の反動減やスマートフォンの販売数量減少による携帯電話の減少が影響し情報商品が前年同期を下回る結果となった。

テレビやクリーナー、理美容・健康器具は堅調に推移したが全体として厳しい結果となった。

利益面では、売上総利益はテレビの大画面・高画質への買い換えが進んだことや、節電・省エネ、更には安心・安全・健康をキーワードに冷蔵庫や洗濯機、クリーナー等の高付加価値商品が販売されたことにより売上総利益率は前年同期を上回って推移した。

しかし、金額では売上高の減少分をカバーするには至らず前年同期を下回る結果となった。

販売費及び一般管理費は積極的な店舗出店により地代家賃及び減価償却費等が増加した一方で広告宣伝費等の効率的な運用に努めたが、営業利益、経常利益、当期純利益は前年同期を下回る結果となった。

出店退店状況は、直営店33店を出店し、直営店11店を閉鎖して店舗網の強化・経営の効率化を図ってきた。

来期は、売上高6850億円(7.5%増)、営業利益220億円(18.7%増)、経常利益292億円(13.0%増)、当期利益168億円(11.8%増)を見込んでいる。

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