流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





双日/シンガポールへの外食企業の進出を支援

2015年05月07日 / 店舗海外経営

双日は、日系中小外食企業のシンガポール進出への支援を行うジャパンフードタウン事業(大衆日本食レストラン街の開発と運営)のプロジェクトマネジメント支援・施設の運営業務を受託した。

<事業の概要>
事業の概要

事業は、日本外食ベンチャー海外展開推進協会(JAOF)と双日を含むサポーター企業の出資からなるJAOFインベストメントと、日本政府が掲げているクールジャパン戦略の一環として設立された海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)の2社が設立するジャパンフードタウンディベロップメント(JFTD)が事業主体となって取り組むもの。

JFTDは、シンガポール伊勢丹オーチャード店内にジャパンフードタウン(Japan Food Town)(仮称)を2015年末にオープンし、日本の食文化を世界に広めるためのモデルケースとして、初年度売上30~40億円を目指す。

外食企業が海外進出する際に直面する、食材調達、人材確保、出店用地確保などの問題を解決するためのプラットフォームの構築、運営を行い、日本の外食企業の海外進出支援を通じて日本の食文化拡大に貢献する。

双日は、事業におけるプロジェクトの進捗管理、施設作りに関する各種交渉や統括、販売促進協力などをはじめとする施設開業までのプロジェクトマネジメント支援や開業後の施設の運営業務を担う。

双日は、1997年から商業施設事業を開始し、現在日本国内で12か所の郊外型ショッピングセンターや地方中心市街地駅ビルなどの商業施設の運営受託を行っており、施設オーナーとともに、施設の価値向上を通じた地域活性化を実現してきた。これらのノウハウを生かし、海外での初の受託となる本件を推進する。

今後の戦略として、国内外の商業施設の投資・運営事業と共に、ASEAN域内においては、日本食などのブランド商材のプロモーション・販売・物流事業、旅行サービス事業などを組み合わせた機能型プラットフォーム事業を展開する。

ASEAN域内におけるクールジャパン戦略を後押しするとともに、日本へのインバウンド需要を喚起することで、日本の地域活性化へ貢献するという。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧