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丸井グループ/3月期は売上高2.8%減、営業利益3.3%増

2015年05月14日 / 決算

丸井グループが5月14日に発表した2015年3月期決算は、売上高4049億4700万円(前年同期比2.8%減)、営業利益280億4200万円(3.3%増)、経常利益280億200万円(1.1%増)、当期利益160億3600万円(4.1%増)となった。

小売・店舗事業の売上高は3076億1100万円(6.2%減)と、消費税率引上げの影響に加え、SC化の推進により従来の商品売上高が賃料収入に置き換わることなどから減収となった。利益面では、固定費の削減をすすめたが営業利益は80億7400万円(23.6%減)となった。

店づくりでは、消費環境の変化に対応するため、従来の仕入販売中心の百貨店型店舗から、定期借家契約によるテナント導入により、ライフスタイル全般をカバーする丸井独自のショッピングセンター(SC)型店舗への転換をすすめた。

初のSC型店舗としてリニューアルした「町田マルイ」は、地域のお客の声を取り入れ、雑貨や飲食カテゴリーを強化したことで客層が拡がり、オープン以降の入店客数は1.3倍、買上客数は2.6倍と前年を大きく上回って推移した。

今後もSC型店舗への転換は、全館改装や売場区画ごとの改装など、店舗の状況に応じた最適な手法により順次拡大する。

増加している訪日観光客への販売促進策としては、海外提携先とのカード会員の相互送客や優待サービスの拡充により、来店客数の増加に取り組んだ。

来期は、売上高2510億円、営業利益300億円、経常利益295億円、当期利益175億円の見通し。

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