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タキヒヨー/3~5月は売上高4.3%増、営業利益26.5%増

2015年06月23日 / 決算

タキヒヨーが6月23日に発表した2016年2月期第1四半期決算は、売上高202億2500万円(前年同期比4.3%増)、営業利益7億300万円(26.5%増)、経常利益7億9800万円(31.9%増)、当期利益5億4200万円(26.5%増)となった。

好調な企業業績や株高、インバウンド需要の増加などにより緩やかな回復傾向にあるものの、個人消費については、消費税増税後の生活防衛ムードが変わらず、全体として勢いに欠ける状況が続いている。

衣料品消費も、ゴールデンウィークこそ好天候や休日増加要因により一時的に店頭が活気付いたが、自社の主力マーケットであるボリュームゾーン(中価格帯)は、依然として停滞感が色濃く残る状況だった。

加えて、5月末には12年半ぶりの水準まで円安が進行し、商品のほとんどを海外生産に依存する衣料品業界のコスト上昇圧力は一段と高まりつつある。

売上シェアの拡大を目指した販路別の販売グループ立ち上げ、商品の付加価値向上に向けた素材段階からの得意先との取り組み、品質の安定性向上に向けた中国大連のQCセンター立ち上げを実施。

円安に対応した海外向け販売の強化、生産コスト抑制のためのASEAN各国や中国内陸部の生産背景開拓に取り組んだ。

通期は、売上高795億円、営業利益27億円、経常利益28億5000万円、当期利益17億円の見通し。

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