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近鉄百貨店/3~8月は売上高5.8%減、営業利益45.6%減

2015年10月13日 / 決算

近鉄百貨店が10月13日に発表した2016年2月期第2四半期決算は、売上高1325億1800万円(前年同期比5.8%減)、営業利益8億5800万円(45.6%減)、経常利益5億6500万円(21.7%減)、当期利益3億7700万円(26.5%増)となった。

グランドオープン2年目を迎えたあべのハルカス近鉄本店においては、ウイング館地下2階食料品売場にミニスーパーを導入し、食料品関連の買回りの利便性向上を推し進めるとともに、惣菜売場の視認性を高めるなど売場環境の改善に努めた。

同館3.5階に訪日外国人向け専用サロン「フォーリンカスタマーズサロン」を新設するなど、インバウンド需要の取り込みに注力したほか、ヤングレディス専門店街「solaha(ソラハ)」をヤング・OL中心の専門店街へとショップを再編成した。

同館9階のギフトサロンと商品券売場の4階への移設や催事場の拡大を実施し、館内の回遊性の向上及び集客力の強化を図った。

地域中核店は、地域一番店としての地位をさらに高めるべく、四日市店において婦人服と婦人洋品売場を中心とする改装を、奈良店において1階アクセサリー売場の改装をそれぞれ実施した。

しかし、昨年9月30日の桃山店の営業終了に加え、あべのハルカス近鉄本店のグランドオープンの効果が一巡したことなどもあり、減収減益となった。

通期は、売上高2710億円、営業利益28億円、経常利益20億円、当期利益9億円の見通し。

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