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キリン/通期の売上・営業益予想引き下げ、1~6月期は増収増益

2013年08月01日 / 決算

キリンホールディングスは8月1日、2013年12月期第2四半期(1~6月)連結決算を発表した。

売上高は1兆962億1400万円(前年同期比5.2%増)、営業利益は604億1600万円(5.6%増)、経常利益は557億1400万円(12.6%増)、純利益は596億6800万円(約4.5倍)だった。

国内の飲料事業は総合で0.5%減収となった。

キリンビールは3.2%減収。ビール・発泡酒・新ジャンルの合計販売数量は前年を下回ったが、「キリン 澄みきり」を発売した新ジャンルは堅調。「キリン カリブーン」シリーズを展開したRTDジャンルも販売を伸ばした。RTDとは、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料をさす。

メルシャンは3.3%減収。販売数量は底堅かったものの、国産・輸入ワインともに原料高や円安の影響を受けた。

キリンビバレッジは5%増収。「キリン 午後の紅茶」ブランドの好調さが続いた。

一方、海外の飲料は総合で18.6%増収。豪州の子会社ライオンにおいて、2012年に販売権を取得した「コロナ」などの輸入ブランドの売上が貢献した。

海外の飲料事業が好調だったことなどを受け、キリンの各利益は増加した。特に、純利益については、フレイザー・アンド・ニーヴ(F&N)の株式譲渡によって有価証券売却益を計上したことで、大幅に増えた。

通期予想は修正した。売上高を従来予想の2兆2900億円から2兆2800億円(前期比4.3%増)、営業利益を1550億円から1500億円(2.0%減)に引き下げた。

各事業の進捗状況を加味したほか、為替レートの見直しを行ったため。

経常利益は1320億円(4.7%減)、純利益は900億円(60.1%増)で予想を据え置いた。

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