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エスアイアイ/おサイフケータイ利用の流通・外食向け販促サービスを開始

2009年08月06日 / IT・システム

セイコーインスツルは8月6日、完全子会社のエスアイアイ・データサービス(以下:SDS)が、販売中のSDS製マルチ電子マネー端末「AT-8200」と、携帯電話の「おサイフケータイ」サービスを利用した流通業、外食業向けの販売促進サービスを開発。10月より発売すると発表した。

SDSはWindowsで、アプリケーションソフト間でデータを転送したり、共有したりするOLEを用いたPOSシステム、OLE POSに準拠したドライバー「OCX」の一部に、フェリカネットワークスが提供するプラットフォーム、「ピットモット」のフォーマットに対応したクーポンやスタンプなどの各種データを読書きできる機能を開発。

これでおサイフケータイを用いて販売促進サービスを簡単に導入できるようにした。具体的には、AT-8200と関連システムを導入する事で、流通業、外食業などで、「おサイフケータイ」を利用した会員証、クーポン、ポイントの発行のほか、リーダーライター端末に保存された利用履歴のデータを集計できるため、POS側での履歴管理などが不要になる。

このためPOS側の開発が最小限で済み、導入コスト抑制につながる。さらに端末設置後にCREPiCOセンターからアプリケーションの配信が可能なので、店舗独自の新たなサービスを追加できる。

電子マネー決済と合わせたポイント・クーポン・スタンプ等の制御が同時に可能なので、決済時に自動的にポイントを付与するなどの効果的なサービス提供ができるリーダーライター端末を制御するOCXを標準提供しているため、POSと連動したシステムが構築可能で、金額入力の2度手間が省け運用の効率化につながるという。

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