大日本印刷/クレジットカード番号変更サービスをパッケージ化
2009年04月26日 / IT・システム
大日本印刷は4月24日、ASP方式で提供しているICクレジットカードの暗証番号を即時に変更するサービス「アクティブピン」を、各社のデータセンターやサーバーなどに組み込めるようにパッケージ化し、5月1日に発売すると発表した。
提供価格は端末一式が25万円、ソフトウェアが500万円から。受注後最短で3か月でシステムが稼働できる。大日本印刷はカード会社や金融機関を中心に2012年度までに5億円の売上を目指す。
同サービスは2005年にASP方式で提供が開始された。カード会員の利用機会の損失を防止でき、省スペース型の暗証番号変更端末は簡単な操作で利用可能などの特長があるが、提供開始後、「自社のサーバーで暗証番号の変更管理をしたい」、「アクティブピンをシステム販売してほしい」などのニーズが顕在化した。
そこで、企業が自社で運用しているデータセンターやサーバーなどにアクティブピンを組み込めるようにパッケージシステム化したもの。
大日本印刷はクレジットカード決済端末をベースにした専用の暗証番号変更端末を開発し、搭載している機器組み込み型のソフトウェアを改良した。これで外部からの不正な侵入を防止しデータ解析などを困難にする耐タンパー性セキュリティと、簡易な操作性を両立したという。
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