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サンドラッグ 決算/3月期増収増益、インバウンド需要が回復

2024年05月16日 11:48 / 決算

サンドラッグが5月15日に発表した2024年3月期決算によると、売上高7517億7700万円(前年同期比8.9%増)、営業利益409億9600万円(9.5%増)、経常利益417億2800万円(9.4%増)、親会社に帰属する当期利益291億2600万円(13.3%増)となった。

サンドラッグ

ドラッグストア事業の売上高は4914億1400万円(8.8%増)、営業利益は257億700万円(8.6%増)。

ドラッグストア事業は、インバウンド需要がコロナ禍前水準の約75%(下期)まで回復している。加えて、外出機会の増加による化粧品や風邪薬需要の回復により、既存店売上高が堅調に推移した。積極的な新規出店により、売上高が伸びている。

また、76店舗を新規出店し、99店舗を改装し活性化を図った。

さらに、2024年2月29日にキリン堂ホールディングスを持ち分法適用会社化している。

ディスカウントストア事業の売上高は3138億3800万円(8.8%増)、営業利益は152億8800万円(10.9%増)。

原材料価格の高騰に伴う食品価格の上昇により、ディスカウント事業の食品部門が大幅に伸長し、既存店の売上高前期比を3%押し上げた。34店舗を新規出店し15店舗を改装した。

グループ全体で、110店舗を新規出店し114店舗で改装をしたほか17店舗を閉店した。3月末のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業1080店舗(直営店832店舗、星光堂薬局78店舗、サンドラッグプラス72店舗、大屋60店舗、フランチャイズなど38店舗)、ディスカウントストア事業393店舗(ダイレックス393店舗)の合計1473店舗となった。

次期は、売上高8030億円(6.8%増)、営業利益462億円(12.7%増)、経常利益453億円(8.6%増)、親会社に帰属する当期利益304億5000万円(4.5%増)を見込んでいる。

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