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そよら横浜高田/来館者200万人目標、鮮度・即食・カフェを強化

2024年04月26日 14:21 / 店舗レポート

イオンリテールは4月26日、都市型ショッピングセンター「そよら横浜高田」(横浜市港北区)をグランドオープンした。

<そよら横浜高田>
イオンそよら横浜高田

横浜市営地下鉄「高田駅」前の工場跡地に、都市の生活者が毎日必要とする商品・サービス・専門店で構成する「そよら」業態が関東に初登場した。

<核店舗は「イオンスタイル」>
イオンスタイル

核店舗は「イオンスタイル」。専門店は「キャンドゥ」、「大戸屋」、「Italian Kitchen VANSAN」、「イオンハウジング」、「QBハウス」、「カラープラス」、「ベネッセのこども英語教室」、「そろばん教室88くん」、「ホワイト急便」、「ソラーレ歯科・矯正歯科 横浜高田院」がオープンしている。

<キャンドゥ>
キャンドゥ

5月末に「バーガーキング」、「メガネストアー」、今夏「スターバックスコーヒー」、「大阪王将」、携帯電話ショップ「テルル」、今秋以降クリニック1軒が出店予定だ。

<2階は若年層向けコスメ推し>
アジアンコスメ

2階は専門店以外に、調剤薬局「イオン薬局」、医薬品、日用品、化粧品を充実させ、ワンストップショッピングに対応している。

想定商圏は2㎞圏内の若年層からシニアまで全世代で、来館者目標は年間200万人と設定している。

<全世代をターゲット>
イオンリテール
※左から小寺事業部長、西澤店長

イオンリテール南関東カンパニーの小寺 博之 東神奈川事業部長は「店舗開発にあたり、周辺の生活者にアンケートを実施。生鮮に関する要望が強く、鮮魚の対面売り場を強化した。また、高田地区は単身世帯が多い傾向にあるが、シニア、小学生の人口も増えており、付近の就業者も含め、全世代をターゲットにした。高田駅付近は飲食店、商業施設が少なく、通う、集う、つながる場を提供するそよらとしてカフェやクリニック、子ども向け習い事のテナントも誘致した」と説明した。

<鮮魚の対面売り場>
鮮魚の対面売り場

■生鮮産品・デリカ・冷食が充実

<出来たておにぎり・総菜が人気>
おにぎり

そよら横浜高田の西澤正明 店長は「4月23日から3日間ソフトオープンしたところ、鮮魚の対面売り場、総菜、焼き立てパンが人気だった。午前はシニア、昼は地域の生活者や就業者のランチ需要、夕方から子ども連れ家族、18時以降は仕事帰りの方、2階でコスメを買う学生などでにぎわっている。手作り弁当は他店舗よりも好調だ。全体的に、計画より3割増の売り上げとなった。イオン薬局に来るお客様が想定より遠方だったり、品ぞろえが十分でなかったりと課題もあった。今後、さらに商品・サービスを充実させたい」と意気込みを語った。

<地場野菜コーナー>
地場野菜

強化した生鮮は、鮮魚の対面売り場のほか、青果は横浜・神奈川の地場野菜コーナー、畜産ではバーベキューや自宅での焼き肉を楽しみたい人のニーズに対応し、焼き肉用商品を拡充している。

<冷凍食品売り場>
冷凍食品

また、単身世帯、共働き世帯を意識し、即食、タイパな食品も充実。冷凍食品は地域最大級の900品目がそろう。

<ご当地アイスコーナー>
ご当地アイス

主菜と副菜がセットになったワンディッシュ(ワンプレート)、「神戸コロッケ」「RFFF(ルフフフ)」の総菜、韓国グルメといった専門店メニュー、全国各地のアイスを集めた「ご当地アイスコーナー」と、冷凍食品専門店「@フローズン」で人気の商品を導入している。

<リワードキッチン>
リワードキッチン

素材や彩りにこだわったサラダ、メインディッシュにもなる総菜を対面方式で提供する「リワードキッチン」も導入。普段の食卓から、特別の日を楽しむメニュー、酒のつまみまで約30種類の総菜を取り扱う。

<「ピッツァソリデラ」の商品>
ピッツァソリデラ

生地や焼き方にこだわった「ピッツァソリデラ」の商品は、イタリア産モッツアレラチーズを使用した看板商品の「マルゲリータ」のほか、新たにポテトサラダ・めんたいこ・チーズなどを使用した「明太子とポテトのピッツァ」など7種類楽しめる。

<カンテボーレ>
カンテボーレ

焼きたてパンを提供する「カンテボーレ」は、イートイン34席を併設し、店内でドリップコーヒーなど飲み物とパンを一緒に楽しめ、「そよら」のコンセプトである過ごす場所を提供する。

<「ほろっと」は税別95円>
チューハイ

仕事帰りの晩酌ニーズにも応え、クラフトビール、チューハイ、小容量ワインの品ぞろえを拡充した。タイパニーズに加え、おいしさやコスパも追求し「トップバリュ プレミアム生ビール」、「トップバリュ ベストプライス ほろっと」シリーズのチューハイ、ノンアルコール飲料も販売する。冷蔵ケースで1本ずつ用意するだけでなく、ケース買い(常温)も可能だ。

<イオン薬局>
イオン薬局

2階は、イオン薬局がオープン。調剤された医薬品の自宅配送も対応する。あえて売り場奥に日用品・頻度品を配置し、2階の売り場正面には、若年層向けにコスメを展開している。「ETUDE」、「TIRTIR」といったアジアンコスメ、プチプラコスメ「キャンメイク」、500円コスメ「Kirei&Co」などがそろう。

<500円コスメ「Kirei&Co」>
Kirei&Co

さらに、商品購入当日に店舗から自宅に配送するサービス「イオンの即日便」、港北区・川崎市の一部エリアの約40万世帯を対象にスマホやパソコンから注文した商品を店舗から自宅に配送する「おうちでイオン イオンネットスーパー」を展開する。

なお、売り場にない衣料品や暮らしの品などは、イオンのECサイト「イオンスタイルオンライン」で提案する。

西澤店長は今後の販促について「子ども連れの家族に向けたワークショップ、催事を月2~3回実施し、さらに店舗を盛り上げたい」と話した。

■そよら横浜高田
所在地:神奈川県横浜市港北区高田西1-1-47
敷地面積:9647m2
売場面積:5041m2(直営3345m2、専門店1696m2)
駐車台数:257台
駐輪台数:198台
建物構造:地上2階建て
核店舗:イオンスタイル横浜高田
専門店数:13店舗(2024年夏までに開店予定の店舗を含む)
営業時間:1階8時~22時、2階9時~22時、イオン薬局(調剤薬局)9時~20時(土・日・祝は19時まで)、専門店9時~22時
休業日:年中無休

取材・執筆 鹿野島智子

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