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イオンリテール/低価格戦略で、5月売上高5.8%減

2009年06月12日 / 月次

イオンリテールが6月12日に発表した5月(4月21日-5月20日)の営業概況によると、全店売上高は1368億円(前年同月比5.8%減)となった。

5月の売上状況は、同日対前年同月比売上高、同曜対前年同月比売上高ともに5.8%減。来客数は同日対比、同曜対比とも5.7%増と増加。客単価も同日対比、同曜対比ともに9.7%減となった。

既存店実績では、売上高が同日対比、同曜対比ともに5.8%減。来客数も同様で同日対比、同曜対比ともに2.4%増。客単価も同日対比、同曜対比共通で8.0%減となった。

店舗状況はジャスコワンダーシティ店、まいばすけっと荏田南店など7店舗を出店する一方、閉店メガマート平島店の1店舗、これで月末店舗数はGMS250店舗、SM81店舗、その他96店舗の計427店舗となった。

商品部門別の売上状況は、衣料が13.2%減、食品が2.7%減、住居余暇が6.5%減となった。5月は、高速道路通行料金の割引開始で車を利用した週末の観光・旅行・帰省などに対応すべく、ゴールデンウィークのレジャー用品や帰省関連の品揃えを強化し、母の日ギフトの品揃えを充実させた。

このため地域産品が中心の食品ギフトや、おもちゃなどが伸びた。一方、備蓄用商品のまとめ買い需要に対応した品揃え、売場づくりを進め、缶詰やインスタント食品などの加工食品が好調に推移した。

反面、ゴールデンウィーク後半の天候不順の影響もあり、夏物衣料は低調に推移。「ベストプライス by トップバリュ」は新商品の導入で好調に推移した。「トップバリュ」の売上高構成比は約3%増となり、全体の客数と買上点数は前年を上回った。しかし荒利益率は前年を下回り、販管費は既存比93.6%となった。

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