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大丸、松坂屋/2月の売上高15%減

2009年03月02日 / 月次

J.フロントリテイリングが3月2日発表した2009年2月度売上速報によると、大丸の百貨店事業合計は前年同月比で15.0%減、松坂屋は15.5%減となった。

大丸の百貨店事業合計の累計売上高は9.7%減、松坂屋は12.7%減。大丸の直営12店舗の2月の売上高は15.4%減、累計は10.0%減だった。

大丸の2月の百貨店事業売上高は、前年が閏(うるう)年であったため、今年は営業日数が1日減であるとともに、春もの婦人・紳士服の動きが鈍く、美術・宝飾品など高額品も不振だった。

直営店では、心斎橋店が、前年2月末終了の「うふふクラブ」カード最終販促嵩上げによる反動減も影響。梅田店は、婦人・紳士服を中心に全般に苦戦。東京店は、婦人洋品は好調に推移したものの、婦人・紳士服やレストランなどが不振。京都店は、バレンタインギフト販促は堅調も、衣料品や高額品を中心に不調。神戸店は、婦人・紳士服や高額品が不振。札幌店は、食料品は堅調も、婦人・紳士服が苦戦。

百貨店では、博多大丸は、前年「改装前の売りつくし」反動減の影響も加わり衣料品を中心に不調。下関大丸は、婦人・紳士服など衣料品や婦人雑貨などを中心に不振。

松坂屋の2月の百貨店事業売上高は、前年が閏年であったため本年は営業日数が1日減であるとともに、春もの衣料の苦戦やラグジュアリーブランド・宝飾品など高額品の不振も響いた。

名古屋店は、婦人・紳士服が苦戦し、家具・宝飾品など高額品も不振。上野店は、婦人服の不調に加え法人外商が苦戦。静岡店は、紳士・婦人服、ラグジュアリーブランドが不調。銀座店は、食料品などの改装売場は好調も、会場催事減の影響もあり前年を下回った。高槻店は、衣料品が苦戦し、外商部門の大丸への移管も影響した。

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