日本ショッピングセンター協会/12月のSC総売上高は5.4%減
2009年01月28日 / 月次
日本ショッピングセンター協会が1月27日に発表した、2008年12月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、SC総売上高(推計)は2兆7630億円と前年同月比5.4%減(前年比2.2%減)と4か月連続の減少となった。
売上高は2002年1月の月間統計開始以降、2005年2月の5.6%減に次ぐ低水準となった。品目別の販売動向では、消費者の生活必需品に特化した購買傾向と内食傾向の強まりなどで、食料品は比較的好調に推移。反面、衣料品は高額衣料などの買い控えが浸透した。
売上増が期待された年末商戦も、買い控えの影響で客単価が減少し、12月にしては気温が高かったことによる重衣料の不振なども重なり、全地域でマイナスとなった。
立地別・構成別動向では全地域で減少しているが、郊外地域が4.4%減とガソリン価格の低下もあり、大都市・中都市などの中心(5.9%減)、周辺地域(6.2%減)に比べて減少幅が小さかった。地域別動向では東北地方が4.1%減と減少幅が最も小さく、反対に四国地方は7.1%減と最も減少幅が大きかった。
キーテナント業態別の動向では、食料品を扱うSMをキーテナントとするSCは比較的好調だったが、衣料品を扱うGMS、専門店をキーテナントとするSCが不振。キーテナントそのものでは、専門店が11.0%減と大きく落ち込んだ。
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