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日本ショッピングセンター協会/2008年の全SC売上高は1.5%減

2009年02月09日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が2月6日に発表した、2008年のショッピングセンター(SC)年間売上高は27兆2585億円(前年比1.5%減)と、2年連続の減少となった。この調査は2007年12月末現在の全SC2804店舗から立地別・規模別に1000店舗をサンプル抽出し調査したもの。

2008年の販売動向は、初売りの好調さや営業日数の増加などに支えられ1-3月までは順調だったものの、4月以降食品価格の高騰などで買い控え傾向が浸透。生活必需品に特化した購買傾向と内食傾向の強まりなどで、全般的に食料品は比較的好調に推移した。反面、衣料品は高額衣料などの買い控えが浸透した。

立地別・構成別動向では全地域で減少しているが、郊外地域が1.8%減と年後半からのガソリン価格低下で客数が回復傾向を見せた。大都市・中都市などの中心地域は1.5%減となり、その中でも大都市は0.5%減と最も減少幅が小さかった。地域別動向では北陸地方が3.1%減と減少幅が最も大きく、最も小さかったのは九州・沖縄地方の0.6%減だった。

キーテナントは2.3%減と17連続の減少となった。その業態別動向では、食料品を扱うSMをキーテナントとするSCは好調だったが、衣料品を扱うGMS、衣料専門店が不調。をキーテナントとするSCが不振。キーテナントそのものでは、専門店が5.8%減と落ち込んだ。

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