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日本チェーンストア協会/4月の総販売額2.4%減

2009年05月24日 / 月次

日本チェーンストア協会が5月22日に発表した4月のチェーンストア販売概況(会員企業70社、8089店)によると、総販売額は1兆675億円(前年同月比2.4%減、店舗調整後は3.7%減)と5か月連続で減少した。

主要部門別の概況では、食料品販売額が6606億円、0.4%減(店舗調整後1.6%減)となり、衣料品は1132億円と12.0%減(11.7%減)。住関品は2250億円、3.4%減(4.7%減)でサービスは40億円と5.0%減(0.2%減)。その他は644億円、0.9%減(6.1%減)となった。

商品別の販売動向では、農産品で好調だったものはトマト、キャベツ、レタスなど。不調だったものはにんじん。いんげん、セロリなどで、果物で好調だったものはバナナで、不調なものはリンゴ、柑橘、イチゴなど。畜産品では国産豚肉は好調だったが、ミンチ、ハム・ソーセージの動きが鈍かった。水産品で好調なものはキンメダイ、ブリで、不調なものはマグロ、カレイなどの切り身、ウナギだった。

衣料品では紳士衣料のシャツ、ショートパンツ、婦人衣料のブラウス、カジュアルパンツなど。不調なものは紳士物のスーツ、ジャケット、婦人物のフォーマル、スーツ、ジーンズ、子供服など。

日用雑貨品で好調だったものはフライパン、ステンレスボトルで、不調だったものは鍋、食器、ゲームソフト、ペーパー類。医薬品で好調だったものは制汗剤、鼻炎薬、マスクなど。化粧品は、男性化粧品は好調だが、フェイスメイク、ヘアケアは不調。このほか防虫剤、芳香剤に動きが見られた。家具・インテリアでは、家具は組み立てボックス、ダイニングボード、学習机は不調。寝具・寝装品は敷パッド、タオルケットは好調だが、布団は不調だった。家電製品では好調だったものは扇風機、クリーナー、携帯電話などで、エアコン、冷蔵庫、洗濯機は不調だった。

その他商品では自転車、ペットフードは好調だが、ゴルフ用具、レディススポーツウェアが不調だった。サービス・その他では旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高シェアは0.4%で、食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などどの売上にも属さないその他売上の販売額シェアは6.0%だった。

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