流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





日本フードサービス協会/8月の外食産業売上高は3.6%減

2009年09月28日 / 月次

日本フードサービス協会が9月25日に発表した8月の外食産業市場動向調査によると、売上状況は全業態で前年同月比3.6%減と3ヶ月連続で前年実績割れとなった。

来客数は0.1%減と横ばいだが、客単価は3.5%減でやはり3ヶ月連続で前年同月を下回った。8月の概況は、昨年に比べ雨天日数・平均気温ともあまり差がなかったものの、全国的に日照時間が少なく、気温が低く感じられたことが影響したと見られている。

地域によってはお盆時期の高速道路値下げや衆議院選挙も来客数に影響した模様で、店舗数は0.5%減とほぼ前年並みの水準だった。

業態別の概況では、ファーストフード業態の売上高が0.9%増、来客数は3.1%増とそれぞれ前年を上回ったが、客単価は2.2%減と前年割れで推移。業種別では麺類チェーンが店舗数の2桁増で来客数も増加し、売上高は15.9%増と引き続き好調に推移した。洋風チェーンの来客数は0.9%増となったものの、客単価は2.5%減となり、売上高は1.6%減と前年を下回った。

ファミリーレストラン業態の売上高は7.2%減と減少。客単価は3.4%減、来客数は3.9%減とともに減少した。

パブ・居酒屋業態の売上高は9.0%減、来客数は8.0%減、客単価は1.1%減とそれぞれ前年を下回った。パブ・ビアホール業種の来客数は7.7%減と減少したが、客単価は1.2%増と増加した。

ディナーレストラン業態の客単価は0.7%減とほぼ横ばいで推移したが、法人利用客の減少などで来客数が8.8%減となり、売上高は9.4%減と減少した。

喫茶業態の客単価は0.7%減、来客数は5.3%減、売上高は6.0%減とそれぞれ減少した。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧