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経済産業省/4月の商業統計確報は小売業売上高2.9%増

2009年06月16日 / 月次

経済産業省が6月15日に発表した4月分の商業販売統計確報によると、4月の商業販売額はは40兆5180億円と前年同月比22.4%減となった。

このうち小売業は10兆8610億円(2.9%減)、卸売業は29兆6490億円(27.8%減)、小売業は10兆8690億円(2.8%減)だった。商業販売額の季節調整済前月比は5.9%増となり、小売業は0.7%増、卸売業は7.5%増だった。

小売業の業種別動向では、燃料小売業が17.1%減、百貨店などの各種商品小売業が7.2%減、織物・衣服・身の回り品小売業が1.7%減、機械器具小売業が1.9%減、飲食料品小売業が0.1%減となった。増加した業種は一方、自動車小売業が0.5%増、その他小売業が0.2%増を記録した。

大型小売店は、販売額は1兆5960億円(5.0%減)で、百貨店は5611億円(12.0%減)、スーパーは1兆349億円(0.7%減)となった。季節調整済前月比は0.5%増で、百貨店は0.1%増、スーパーは1.2%減となっている。また大型小売店の前年同月比(既存店)は6.7%減となり、百貨店11.3%減、スーパーは34.0%減となった。

商品別動向では、衣料品は13.4%減、飲食料品2.1%減、その他は7.7%減となり、このほか衣料品全体が13.8%減、家具26.5%減、家庭用電気機械器具16.6%減、その他商品が10.9%減、家庭用品10.8%減、食堂・喫茶7.8%減となった。その他全体では11.8%減となった。

スーパーは飲食料品が1.4%減、家具は21.8%減、衣料品全体が12.5%減、家庭用電気機械器具が14.1%減、家庭用品が4.6%減、その他商品が3.1%減で、その他全体では5.0%減となった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、6513億円(6.5%増)で、商品別の動向ではファーストフードと日配食品が2194億円(0.2%増)、加工食品1937億円(0.2%増)、非食品2113億円(21.5%増)となった。商品販売額は6244億円(6.5%増)で、サービス売上高は269億円(5.5%増)と増加した。

卸売業の業種別動向では、鉱物・金属材料卸売業が45.5%減、各種商品卸売業39.1%減、衣服・身の回り品卸売業32.8%減、化学製品卸売業32.4%減、機械器具卸売業32.0%減、繊維品卸売業27.3%減、家具・建具・じゅう器卸売業27.5%減、その他の卸売業26.7%減、建築材料卸売業23.4%減、農畜産物・水産物卸売業8.1%減など全業種で減少した。

大規模卸売店販売額は7兆427億円、30.8%減で、増加した業種はその他の輸送用機械器具が3.8%増、医薬品・化粧品0.5%増と2業種で増加。一方、自動車56.0%減、非鉄金属50.6%減、石油・石炭44.5%減、鉄鋼38.2%減、一般機械器具38.2%減だった。

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