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経産省/4月の商業販売統計速報、小売業2.9%減の10兆8610億円

2009年05月28日 / 月次

経済産業省は5月28日、4月分の商業販売統計速報を発表し、販売額は40兆5220億円、前年同月比22.4%もの減少となった。

このうち小売業は10兆8610億円(2.9%減)、卸売業は29兆6610億円(27.8%減)となった。なお、商業販売額の季節調整済前月比は、5.9%増、小売業は0.6%増、卸売業は7.5%増となった。

小売業を業種別にみると、燃料小売業が17.0%減、百貨店などが7.4%減、織物・衣服・身の回り品小売業が1.9%減、機械器具小売業が1.9%減、飲食料品小売業が0.1%減となった。一方、自動車小売業が0.3%増、その他小売業が0.1%の増となった。

大型小売店販売額は1兆5963億円(5.0%減)で、そのうち百貨店は5611億円(12.0%減)、スーパーは1兆352億円(0.7%減)となった。季節調整済前月比は0.5%増で、このうち百貨店0.1%増、スーパー1.1%減。

大型小売店の既存店でみると6.7%減で、百貨店11.3%減、スーパー3.9%減だった。

商品別では、衣料品は13.4%減、飲食料品2.1%減、その他は7.7%減。百貨店の衣料品全体では13.8%減、家具26.5%減、家庭用電気機械器具16.6%減、家庭用品10.8%減、食堂・喫茶7.8%減となった。

スーパーの衣料品全体では12.5%減、飲食料品1.4%減となった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は、6513億円(6.5%増)増加で、商品別にみると、ファーストフードと日配食品が2194億円(0.2%増)、加工食品1937億円(0.2%増)、非食品2113億円(21.5%増)となったため、商品販売額は6244億円(6.5%増)となった。サービス売上高は269億円(5.5%増)。

卸売業を業種別にみると、鉱物・金属材料卸売業が46.6%減、各種商品卸売業39.3%減、衣服・身の回り品卸売業33.0%減、化学製品卸売業33.0%減、機械器具卸売業31.7%減、繊維品卸売業29.0%減、家具・建具・じゅう器卸売業27.4%減、その他の卸売業27.2%減、建築材料卸売業22.6%減、食料・飲料卸売業7.3%減など、すべての業種が減少となった。

大規模卸売店販売額は7兆470億円、30.8%減で、商品別にみると、その他の輸送用機械器具が4.4%増、医薬品・化粧品0.8%増だったものの、自動車56.0%減、非鉄金属52.3%減、石油・石炭44.5%減、鉄鋼38.3%減、一般機械器具37.3%減だった。

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