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経済産業省/2月の商業販売統計、小売業は9兆9780億円(5.7%減)

2009年04月16日 / 月次

経済産業省が4月15日に発表した2月の商業販売統計確報によると、商業販売額は38兆8780億円(前年同月比21.5%減)となった。業種別では小売業は9兆9780億円(5.7%減)、卸売業は28兆9000億円(25.7%減)。商業販売額の季節調整済前月比は4.6%減、卸売業は5.4%減、小売業0.2%減だった。

小売業の業種別動向は、燃料小売業が23.3%減、各種商品小売業(百貨店など)が8.2%減、織物・衣服・身の回り品小売業が7.3%減となった。自動車小売業は5.6%減、その他小売業2.0%減、機械器具小売業は1.6%減、飲食料品小売業も0.6%減とやはり全業種が減少となった。

大型小売店販売額は1兆4518億円と6.5%減となった。このうち、百貨店は5144億円(11.8%減)、スーパーは9374億円(3.4%減)となった。大型小売店の既存店販売額は8.1%減となり、百貨店は11.4%減、スーパーも6.1%減と減少。商品別動向では衣料品が15.1%減、飲食料品も3.5%減となり、その他は10.2%減となった。

コンビニエンスストアの商品販売額とサービス売上高は5882億円(4.0%増)と増加を記録。商品別動向ではファーストフードと日配食品1976億円(3.0%減)、加工食品が1746億円(2.1%減)、非食品が1917億円(20.1%増)。商品販売額は5639億円(4.1%増)、サービス売上高は243億円(1.2%増)とそれぞれ増加した。

卸売業の業種別動向では鉱物・金属材料卸売業が41.9%減、化学製品卸売業が36.4%減と大幅に減少。各種商品卸売業も34.6%減、繊維品卸売業も32.5%減となった。機械器具卸売業は27.9%減、衣服・身の回り品卸売業も25.4%減となっている。その他の卸売業も24.7%減、家具・建具・じゅう器卸売業は21.6%減。建築材料卸売業は17.3%減、農畜産物・水産物卸売業は9.6%減と全業種で減少した。

大規模卸売店販売額は6兆7537億円(34.9%減)。商品別動向では自動車が52.6%減、非鉄金属も52.5%減と大きく落ち込んだ。化学製品も49.9%減、石油・石炭も47.4%減となった。家庭用電気機械器具は42.8%減だが、医薬品・化粧品は4.9%増と増加した。

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