高島屋/7月の全店実績は12.6%減
2009年08月03日 / 月次
高島屋(2009年2月期売上高:9761億円)が8月3日に発表した7月の店頭売上速報によると、髙島屋と国内百貨店子会社の18社の売上高は前年比12.6%減、子会社を含まない14店舗の売上高は12.5%減で推移した。
店舗別の状況では関西・関東両エリアとも前年実績割れが続き、関西地区の単体6店舗の、子会社を含む9店舗もともに13.3%減となった。関西エリアで最も減少幅の少ない店舗は泉北店(8.4%減)で、減少幅が最も大きかったのは大阪店の15.4%減だった。
関東地区では単体8店舗が12.1%減、子会社を含む9店舗は12.2%減となった。最も売上の減少幅が少なかったのは横浜店の9.2%減で、最も減少幅が大きかったのは大宮店の17.0%減だった。7月の商品別動向では、比較的堅調に推移してきた食品が中元戦の7月以降の苦戦で減少幅が拡大したが、特選衣料雑貨や宝飾品などの高額品は減少幅が縮小した。
地区別では、関西地区は大阪店が改装工事の影響と中元の早期割引期間の縮小などで減収。。関東地区は、横浜店が婦人雑貨・レストラン街の改装効果もあり、1桁の減少幅にとどまったほか、新宿店は昨年の地下鉄副都心線開業効果の反動減が表れた。
関西地区9店舗と関東地区9店舗では、クリアランスセールを前倒しした6月には及ばなかったものの、それ以前の月よりは改善傾向が見られるという。