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ショッピングセンター/5月の既存SC売上高2.4%減

2010年06月23日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が6月23日に発表した5月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高は2.4%減と21か月連続で減少した。

5月は、4月に引き続きマイナス幅が2%台と持ち直しが見られた。テナントは1.4%減と2008年11月の1.3%減に次いでマイナス幅が縮小した。全体では、ゴールデンウィークは日並びと天候により夏物衣料を中心に当初は動きが良かったが、後半は天候不順で期待されるほどの売上増にはならなかった。

カジュアル衣料・服飾雑貨専門店や家電量販店は好調で、全館の好調を牽引した報告も見られた。来客数は前年同月比で増加した報告が顕著で、このほかカード会員の割引やポイント付与などの販促効果も好調要因となった。一方、キーテナントは4.6%減と不振が続き、改善にはやや時間がかかると見られる。

立地別では大都市中心地域が1.7%減、郊外地域は2.0%減となった。郊外地域のテナントは0.1%減と好調に推移した。一方、中心地域の中都市は3.3%減、小都市は3.2%減となり、周辺地域のキーテナントは5.9%減と低迷した。

地域別では、中国地方(0.8%減)が最も減少幅が小さく、関東(2.0%減)、北海道(2.1%減)などもマイナスが少なかった。北海道の中心地域(1.3%増)や中国地方の郊外地域(3.2%増)などがプラスとなったが、四国の中心地域は10.2%減、周辺地域も10.0%減と不調だった。

政令指定都市別では、神戸市が1.2%増とプラスになり、テナントも5.4%増だった。一方で福岡市はテナントが6.8%減、キーテナントも5.5%減と低調だった。このほか札幌市と千葉市のテナントが増減なしとなった。キーテナントでは東京区部(6.5%減)、京都市(6.5%減)、神戸市(6.8%減)、のマイナスが目立った。

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