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東京地区百貨店/10月の売上高32か月ぶりのプラス

2010年11月24日 / 月次

日本百貨店協会が11月24日に発表した10月の東京地区百貨店(14社27店)売上高概況によると、10月の売上高は約1289億円(前年同期比2.7%増)で、32か月ぶりのプラスとなった。
売上高構成比の88.6%を占める店頭売上高は2.6%増、同11.4%の非店頭は3.3%増となった。
10月は都内各店で積極的に集客施策が展開された。プロ野球感謝セールをはじめ、海外・地方物産展、文化催事、エコロジーやピンクリボン等の社会的テーマを持ったイベントなど多種多様な企画が実施された。
下旬の冷え込みで防寒商材が活発に動いた。好調アイテムは、コート・ジャケット等重衣料のほか、マフラー、ストール、手袋、タイツ、ブーツなど。
都内各店でスーツを中心としたビジネスウェア関連催事の強化策が一斉展開されたため、紳士服が3.9%増と比較的大きな増加となった。
高額商材については、高級時計などを中心に美術・宝飾・貴金属が前年を2.6%増となり、一時の落ち込みから需要が戻りつつある。
都内では10月から、各店でおせちやクリスマスケーキの受注が開始され、概ね前年を上回るペースで推移している。
主要5品目では、衣料品が27か月ぶり、身のまわり品が31か月ぶり、家庭用品が2か月連続、食料品が25か月ぶりのプラス。マイナスは雑貨。紳士服・洋品、婦人服・洋品、子供服・洋品、美術・宝飾・貴金属、家具、その他家庭用品、生鮮食品、菓子、惣菜、その他食料品がプラスとなった。
総店舗面積は94万3473㎡(0.3%減)、総従業員数は2万752人(1.6%増)となった。

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