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東京地区百貨店/1月の売上2か月ぶりプラスの1360億円

2011年02月18日 / 月次

日本百貨店協会が2月18日に発表した1月の東京地区百貨店(14社26店)売上高概況によると、1月の売上高は約1360億円(前年同期比1.4%増)で、2か月ぶりのプラスとなった。
売上高構成比の89.6%を占める店頭売上高は0.6%増、同10.4%の非店頭は8.2%増となった。
1月の入店状況は前年を若干下回る店舗が多かったが、重衣料等の高額商材が伸びたことや買い回り購買が増えたことで客単価が上がり、売上全体を押し上げる結果となった。
初商恒例の福袋は都内各店でも活況。「中身が見える福袋」「商品を選べる福袋」が人気を集めたほか、レストランでの食事券が入った体験型の「コト福袋」や高級時計を詰めた「高額福袋」など特徴的な企画商材もよく動いた。
好調な身のまわり品の中では、特に、防寒需要で伸びたブーツを含む「婦人靴」と重衣料との買い回り効果が見られた「紳士靴」が、都内のほぼ全店で前年をクリアした。
ビジネスウェア中心に紳士服は4か月連続プラスとなったが、「買い替え需要」「気温低下」「節約疲れ」など複数の要因が重なった結果と考えられる。
異常乾燥が続いた東京では、様々な販促施策に加え、保湿効果やスキンケアに対する需要の高まりなどもあって化粧品が活発に動き、2か月ぶりの前年越えとなった。
総店舗面積は92万9474㎡(1.8%減)、総従業員数は2万483人(0.8%減)となった。

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