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ショッピングセンター/11月の既存SC売上高、2か月連続で増加

2010年12月23日 / 月次

日本ショッピングセンター協会が12月22日に発表した11月のショッピングセンター(SC)販売状況によると、既存SCの売上高の前年同期比は1.8%増と2か月連続のプラスとなった。
SC総売上高(推計)は2兆2283億円で全SCベースでは2.8%増となった。
12月からの家電エコポイント制度変更の駆け込み需要の影響が大きく、家電量販店の来店客増加により、飲食テナントの来店客数増加や売上増と、SC全館において波及効果が見られた。
一部の全国展開のSCでは、テナント、キーテナントともに好調であり、売上の2桁増も目立つ。ファストファッ

ただし、昨年11月は本統計開始以来の最大の落ち込み(8.7%減)であることや、エコポイント特需といった一過性の要因が強く、来月は反動による落ち込みが懸念されており、先行きは依然として不透明。
立地別でみると郊外地域が5.5%増、特にテナントは6.8%増と好調であった。周辺地域はキーテナントのみ0.4%とプラスに改善した。郊外地域に多い全国展開SCの売上増や、家電量販店のエコポイント特需による影響が大きい。
一方で、中心地域では全体で1.4%減、テナント1.2%減、キーテナント1.7%減と後退している。中心地域ではファッション・衣料雑貨のテナントが多いことから、エコポイント特需の影響が薄かった。
地域別では、中部は6.8%増、特に郊外は10.4%と2桁増であった。次いで東北は5.1%増、特に郊外地域が7.6%増と好調だった。昨年は中部地域の落ち込み(12.3%減)が大きいことの反動があった。一方で、これまで比較的好調で推移していた北海道は、今月は唯一のマイナスとなった。
政令指定都市別で見ると、前月に引き続き名古屋市は14.5%増と好調、次いで大阪市も8.2%増で健闘している。

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