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東京駅/KIHACHなど14の専門店で「グランスタダイニング」オープン

2010年12月02日 / 店舗

東日本旅客鉄道(JR東日本)グループの鉄道会館は12月4日、東京駅改札内1階「ノースコート」に弁当・スウィーツ・ドリンクバー・セレクトショップ、販売企画スペースなど16のショップで構成する、約990㎡のエキナカ・レストラン施設「GRANSTA DINING(グランスタダイニング)」を開業する。
<グランスタダイニング店舗配置図>20101202gransta1.jpg
12月2日、報道関係者向けに内覧会が開催された。グランスタダイニングはレストランゾーンとイートインゾーンの2つで構成。レストランゾーンでは、老舗の寿司や蕎麦、カリスマシェフのパスタショップなど6ショップ内の座席で食事ができる。
JR東日本グループの日本レストランエンタプライズが展開する「日本食堂」では食堂車を再現した店内で、食堂車でしか食べらなかったメニューを提供、エキナカらしさを演出している。
<レストランゾーンに展開する日本食堂の店内>20101202gransta2.jpg
「イートインゾーン」では、グランスタダイニング限定の駅弁、新感覚むすびやホットドッグ、ジュース、ジェラートなど、販売企画スペースを含む10ショップのメニューを共用フリー席で楽しめるという。
<イートインゾーンに展開するニッポンの駅弁>20101202gransta3.jpg
鉄道会館は2007年10月に東京駅構内の地下1階にエキナカ商業施設として「GranSta(グランスタ)」を開店している。「グランスタは物販が中心で商業施設の要素として、飲食店としての機能が不足していた。地下と地上と展開フロアは異なるが、既存のグランスタの増床という位置付けでダイニングを展開する」(同社)という。
<熊谷喜八氏とモーテン・ヘイバーグ氏>20101202gransta4.jpg
グランスタダイニングのショップコンセプトは「日本の台所」のおもてなしで、「ちょっとしたおやつ的なものから、しっかりとした夕食まで、あらゆる食の需要を満たすのが台所という考えから、展開店舗を選定。これまで駅になかった店舗を重視した」(同社)という。
デンマーク王室のデザートシェフのモーテン・ヘイバーグ氏とのコラボショップを開店したpatisserie KIHACHIの熊谷喜八氏は「これまで駅で販売するお菓子はおみやげ的な要素が強く、日持ちする菓子が主流だった。生菓子が主体とする菓子店は駅では少ないので、新幹線で生菓子を食べたり、生菓子をおみやげに利用する人も増えるのではないか」と語った。
そのほか、ジェイアール東日本フードビジネスがパスタ、ジュース、ホットドック、おにぎりで新業態店舗を展開、4月にJR東日本グループになった紀ノ国屋も新コンセプトショップを展開するなど新機軸の店舗が多いのが特徴となっている。
グランスタダイニング概要所在地:東京都千代田区丸の内1-9-1東京駅改札内1階開発面積:約990㎡店舗面積:約600㎡売上想定:年間約40億円(初年度約13億円)開発運営:鉄道会館ショップ数:14店舗販売企画スペース2区画ショップ業種:レストラン、ベーカリー、グロッサリー、デリ、スウィーツなど業時間:7時~22時30分(イートインゾーンは6時30分~22時30分)

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