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東芝テック/IBMの流通ソリューション事業、680億円で取得合意

2012年04月17日 / IT・システム店舗海外

東芝テックと米IBMは4月17日、東芝テックがIBMのリテール・ストア・ソリューション事業を取得することに合意したと発表した。

取得額は約8億5000万米ドル(約680億円)で、6月後半から7月を目途に両社間の事業譲渡が成立する予定。

この結果、東芝テックは米州、欧州、日本、アジアなど全世界のリテールソリューション市場でリテールPOSシステムのリーディング・カンパニーとなる。

各地域の顧客ニーズにきめ細かく対応した商品と、ソリューション提案メニューの充実により顧客利益を最大化するとともに、顧客のグローバル店舗展開に合わせ、計画から導入、保守、サービスにいたるまで万全なサポート体制を確立し、ワンストップソリューションを実現する。

量販店、専門店、コンビニエンスストアなどの市場を深耕し、飲食店をはじめとするホスピタリティ市場においてもプレゼンスを強化する。

今後各国に新会社を設立し、日本には、その持株会社を設立する予定で、東芝テックはこの持株会社株式のうち80.1%を取得し、グループ傘下に置く。

円滑な事業移管を考慮し、譲渡後一定期間は、IBMが19.9%の持株会社株式を所有するが、その後は東芝テックが持株会社を100%子会社にする予定。

米国事業会社責任者として、現在IBMでリテール・ストア・ソリューション担当ゼネラル・マネージャーを務めるスティーブン・D・ラドウィック氏が米国事業会社(ノースカロライナ州ラーレイ)のCEOに就任する。

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