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ラオックス/免税特化の銀座本店、目標年商30億円

2013年11月27日 / 店舗

ラオックスは11月27日、銀座中央通りに28日オープンする「ラオックス銀座本店」を公開した。

<ラオックス銀座本店>

免税ネットワークの構築を推進する一環で、銀座を重要な足がかりとして、初めて海外からのお客をメインターゲットとした新しい業態の店舗。目標年商は30億円で、年間来店者は20万人を目指す。

<羅怡文社長>

羅怡文社長は「日本に入国する外国人は年間で約1000万人いるが、外国人観光客に向けたサービスを打ち出した店は少ない。免税市場は1兆円ほどといわれるが、さらに拡大する市場だ。デパートでも家電量販店でもないラオックス独自の店づくり、品ぞろえ、おもてなしの接客で銀座店を成功させたい」という。

<赤じゅうたんを配した1階入口>

立地に相応した日本流のおもてなしを形にするため、免税事業のノウハウと経験を駆使し、さまざまな国と地域のお客に好まれる商品構成を実現したという。

<2階化粧品コーナー>

<2階民芸品・菓子コーナー>

メイドインジャパンにこだわった幅広い商品群では、家電製品のほか、和の伝統工芸品と食品をそろえ、「職と食」の融合をテーマにした空間をつくる。国内最大規模の南部鉄器コーナーも設けた。

<2000万円の南部鉄器>

店頭に多言語対応可能なコンシェルジュを常駐させ、店内のアテンドのほか、銀座周辺、観光名所の相談にも対応する。店舗の外装は、日本伝統食の朱漆と漆黒のコントラストを生かした和モダンをコンセプトにデザインしたという。

<コンシェルジュ>

ラオックスは現在、国内店舗事業、中国出店事業、貿易仲介事業の3つを事業の柱としている。銀座本店は、今後の国内店舗事業の中心を担う店舗。

<3階のキッチン家電コーナー>

<3階のカメラコーナー>

国内店舗事業では、免税ビジネスに特化した店舗を出店する方針で、銀座のほか、京都など外国人観光客の集客が見込める立地に、店舗を展開。数年間で5店舗程度を出店したいという。

<413万8000円の腕時計>

羅社長は「ラオックスは日本企業だ。国内は免税ビジネスに注力するが、中国ではラオックスのノウハウを生かした総合家電店の出店を継続する。日本の商品や日本の流通サービスを観光客へもっと広めて行きたい」と語った。

店舗概要
所在地:東京都中央区銀座7-9-17
銀座ヤマトビル
店舗面積:880㎡
営業時間:10時~21時
取扱商品:時計、ジュエリー、化粧品、伝統工芸品、海外向け家電など

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