西武池袋本店は10月30日、西武鉄道改札口に面する1階中央ゾーンに、「コスメアネックス」とインバウンドコーナーをオープンした。
コスメアネックスの増設で、化粧品全体の売上高で20%増を目指す。
「コスメアネックス」は1日あたり36万人が通行する池袋駅の東口コンコースに面し、都内最大級の化粧品売場の利便性をさらに高める展開に加え、タッチパネル操作で化粧品をネット注文できる仕組みを新たに導入する。
「コスメアネックス」は、「素の状態であること」をイメージして、華美な装飾のされていない、素材そのままの無骨な空間感を再現。メタルフレームやガラスを多用した明るくクリアな内装が特徴。
森の中に佇んでいるような、木や葉の隙間から差し込む光と影を感じるような、包まれるような空間を演出した。売場環境デザインは、廣村デザイン事務所監修のもと、トネリコが手掛けた。
20~30代女性の関心が高いブランドを集積。無添加化粧品、健康食品やサプリメントの展開で健康志向の女性に支持されるブランド「ファンケル」を北ゾーンから移設した。
スキンケアに加え、ニーズの高まる植物由来のヘアケアブランド「ジョンマスターオーガニック」を拡大し移設。スキンケアからメイクのフルブランドとしてはナチュラル系で人気の「スリー」も移設した。
棚什器のオープンな陳列により、目的買いや急ぎの購入時の利便性を向上、ショートタイムショッピングニーズに対応する。
そごう・西武のショッピングサイト「e.デパート」での購入品をピックアップできるカウンターも設置。オムニチャネルを意識した新サイト「omni7」の本格スタートに向けた新サービスで、働く女性の多様なショッピングスタイルに対応する。
池袋駅コンコースに面した壁面には、チームラボが手掛ける2種類のデジタルサイネージ「ハーフミラーサイネージ」と「タッチパネル」を設置し、「商品案内」と「購入誘導」の機能を持たせる。
巨大なスマートフォン型デザインの「タッチパネル」を使用し、「e.デパート」の商品を検索。商品のQRコードをスマホで読み取り、注文すれば手続きが完了する。
タッチパネルはECサイトとは、独立した仕組みで、15ブランド500品目は出勤前、10時までに申込みすると、会社帰りの当日夕方17時以降に、商品受け取りカウンターで商品を持ち帰れる。
コスメアネックス側の壁面のハーフミラーサイネージでは、「e.デパート」で購入可能な92ブランド・1万品目の商品情報を表示する。
そのほか、通行者の興味を引き、役立つ情報として「天気予報」・「血液型占い」も案内する。大小のシャボン玉が浮かんでいる中に情報が表示されるインパクトあるビジュアルで目を引き、商品申し込みのタッチパネルまで誘導する。
11月には、メイクアップステーションを設置。パーソナルカラー診断や顔型分析、メイク理論に基づき、お客に合わせて、ビューティーアドバイザーが無料でカウンセリングをする。「こんなイメージになりたい」に応えるメイクアップアドバイス、トレンドも取り入れながら幅広い商品を提案する。
そのほか、池袋エリアを訪れる訪日旅行客の利便性向上に向け、インバウンド関連の「免税カウンター」やインバウンド向け商品をを集約したコーナー「ビジットイケセイショップ」を開設。
免税カウンターは3席9人体制から、5席15人に拡充するのに加え、海外発行のカードでの取引が可能なセブン銀行ATM、各種チケットの発券が可能なセブン-イレブンのマルチコピー機も設置、旅行者が必要とするサービスを1か所で提供する。
また、西武鉄道が「西武鉄道観光案内所」を設置。観光地としての知名度など、インバウンド需要を取り込めていない現状を改善するため、観光案内所を活用し、西武線沿線の観光スポットの紹介を実施する。
銀座や新宿に比べ池袋は、訪日外国人の来街がまだ少ない。西武池袋本店の免税売上構成比は1ケタ台に留まっているが、3月~8月までの累計売上は3倍を記録した。
西武鉄道グループのプリンスホテルとの相互送客を含め、インバウンド需要の掘り起こしをしていきたいという。



















