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三井物産/中国・新希望集団有限公司と飼料畜産業などで業務提携

2009年09月15日 / 海外経営

三井物産は9月15日、中国・四川省の新希望集団有限公司と中国での飼料の輸入・販売を軸に、新希望集団有限公司が有する多様な飼料畜産業、乳業、化学品などの事業で、戦略的な業務提携を締結することで14日に合意したと発表した。

新希望集団有限公司は1982年創業の中国最大の農牧企業で、飼料、畜産を主体に、食品、化学品、金融業などの事業を中国国内で展開中。傘下に380社の企業・約5万人の従業員を有し、配合飼料の取扱量では中国第一位で10%のシェアを持つ。

今回の業務提携では、飼料原料の海外から中国への輸入、中国国内での調達・販売の合弁事業設立の検討、日本での配合飼料の技術、調達・販売・物流などの構築経験の中国市場への適用支援、中国で展開する畜産、乳業、化学品などでの協業の検討などが柱となっている。今回の提携を機に、両社間で人材交流と相互理解を進め、多面的に事業に取組める関係を構築する。

また、提携の柱となる事業を実現するため、両社共同でワーキングチームを設置し、業務提携をより具体的な事業形態に落とし込む点でも合意した。

今回の提携により、三井物産は中国国内と海外からの穀物・飼料原料の調達に関して新希望集団と共同で事業化をスタートする。また、新希望集団が手がける関連事業の畜産業や畜産加工業、乳業などでも多面的に提携関係を構築する予定。

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