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メトロ/今後も業務用需要に特化した会員制店舗を展開 ●動画

2010年10月22日 / 経営

飲食店・小売店などの個人事業主向けの会員制倉庫型店舗を運営するメトロキャッシュアンドキャリージャパンは、日本での事業戦略として、今後も業務用需要に特化した会員制店舗を展開する。

石田隆嗣社長は「当社は会員制ホールセールスのコストコのように一般消費者に商品を販売する予定はない。専門スタッフによるコンサルティングを含めて、飲食店などの食のプロに対して商品・サービスを供給する業態は日本で唯一の存在であり、今後も業務用需要に特化する」という。

<日本の事業展開について説明する石田隆嗣社長>

同社は、主要な顧客層としてホテル・レストラン・ケータリング業者を想定しており、約8割の顧客を占めるという。残りの2割が食料品小売業となっている。

飲食店向けプライベート・ブランド(PB)として「ホレカセレクト」を展開。価格訴求型のPBとして「アロ」を販売し、カフェ・バー向け商材としては「リオバ」を投入する。

ことしの夏からは、飲食店で使用するテーブルウェアなど日用品のPB「エイチライン」を導入。2011年からは、食料品小売業向けに「ファインフード」、事務用品ブランドの「シグマ」の取り扱いを開始する。

東京都江東区へ辰巳店を出店するのにあわせ「あなたに最適な仕入れを一カ所で」をテーマに新しいブランドキャンペーンを実施するという。

キャッシュアンドキャリーという業態コンセプトに変更はないが、都心店舗では電車やバイクでの来店も予想されるため、辰巳店では買上商品を個人事業主の店舗まで配送するサービスを導入する。

辰巳店には店内に調理実演コーナーを設置して、専門のシェフを配置し、新しい食材や旬の食材の提案を強化する予定だ。

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