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産業革新機構/アパレルウェブへ出資、東南アジア事業を支援

2013年08月08日 / 海外経営

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産業革新機構は8月7日、アパレル事業者向けITソリューション事業等を営むアパレルウェブの第三者割当増資を引き受け、同社の今後の製品開発などに必要な成長資金として、3億円を上限とする投資を決定したと発表した。

アパレルウェブは、ハンズオンによる投資を強みとしている独立系ベンチャーキャピタルのグローバル・ブレインが運用するファンドに対しても第三者割当増資を行う予定だ。

国内のアパレル市場は人口減少に伴い徐々に縮小していく一方、東南アジアのアパレル市場は今後飛躍的に伸長することが見込まれる。国内アパレル事業者は、いわゆるO2O(Online to Offline)を通じて顧客へ最適なマーケティングを提供し、国内需要を喚起することに加え、需要の強い海外へ事業を展開することで、売上の増大を目指している。

アパレルウェブは、幅広い国内アパレル事業者に対し、個別に最適なITソリューションの提供を行っている。今回、これら個別のソリューションを統合し、アパレル事業者に対し総合的なITソリューションを提供しO2Oを活性化する事業「アパレルクラウド」を開始する。

シンガポールにあるアパレルウェブの子会社AWCGPTE.LTD.は、昨年からシンガポールで国内アパレル事業者の海外進出の足掛かりとなるセレクトショップ(JRunway)を開店し、店舗を橋頭堡としてアパレル事業者の海外進出を促進する事業を展開している。

今後、アパレルウェブは、日本だけでなく、東南アジア全域に活動範囲を拡大し、店舗展開のみならずさまざまな角度から支援を行うことで、国内アパレル事業者の海外進出をさらに進展させるという。

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